チェックだけでは効果がない!?部下に行動を継続させる方法
行動ルールを設定し、介入ルールで部下の行動をしっかりとチェックして満足してはいませんか?
介入時に部下が望ましい行動をしていなかった場合、どのようにその行動を止めさせますか?
望ましい行動を行っていた場合、どうしたら次回も望ましい行動をとってくれるでしょうか?
壁マネジメントでは行動分析学を取り入れたフィードバック方法で、部下が望ましい行動を継続できるようになります。
6つのキーワードで行う行動分析学を取り入れたフィードバック
行動分析学と聞いて、何か勉強しなければいけないのではと不安に感じた方、ご安心ください。
本来、行動分析学は大学等で学ぶ内容ですが、壁マネジメントでは6つのキーワードさえ理解していれば、正しくフィードバックすることができます。
- 好子(こうし)
好子とは、行動の直後に出現すると、その行動の生起頻度を上げる効果がある刺激や条件、出来事のことを指します。例えばイルカのショーで、イルカが上手に芸をした時にもらえるご褒美の魚がイルカにとっての好子です。 - 嫌子(けんし)
嫌子とは好子の反対で、行動の直後に出現すると、その行動の生起頻度を下げる効果がある刺激や条件、出来事のことを指します。イメージしやすいのはペナルティーや罰則など、相手がデメリットと感じるものが嫌子にあたります。 - 出現
好子、嫌子の発生を表します。 - 消失
好子、嫌子が発生しなかったことを表します。 - 強化
次も同じ行動が繰り返し行われることを表します。 - 弱化
次は同じ行動が繰り返されなくなることを表します。
よって部下が望ましい行動をした際には好子となるフィードバックを行うことで行動が強化し、望ましい行動を継続させることができます。また望ましくない行動をした際に嫌子となるフィードバックを行うことで行動が弱化し、望ましくない行動を止めさせることができます。
まとめ
壁マネジメントでは、行動ルールと介入ルールを設定し、部下に効果的なフィードバックを行うことで行動をやり切る習慣を身につけさせることができます。
しかし、実際に壁マネジメントを行う際にマネジャーが部下の壁になりきれない、行動をやり切らせても、成果が出ないというケースがあります。
最後にお伝えしたいことは、ルールは一度設定して終わりではないということです。
壁マネジメントにおいて、組織の状態に合わせ、成果が出る行動にルールをブラッシュアップすることはとても重要です。
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